State of school

6月8日(土)運動会

絶好のコンディションの下、開会式が始まりました。はじめの言葉は1年生、しっかりと今日の決意を述べました。校長先生、小山町来賓、PTA会長様からの言葉の後は、体育委員会ら今日のスローガン「心を燃やせ‼スバシリンピック」が紹介されました。運動会の歌を全員で歌いましたが、やる気がほとばしる歌声です。最後は体育委員会からの競技上の注意が述べられ、いよいよ令和6年度須走小学校運動会の開幕です。

2年生「がむしゃら80メートル」、去年は小学校の運動会がどのようなものかかわからないまま参加したのでしょうが、今年は違います。スタート位置まで並んで進み、スタート順に整列できます。自信に満ちた2年生の徒競走でした。

1年生「元気いっぱい60メートル」、もちろん授業で練習はしましたが、当日本番の雰囲気の中で、上級生の動きを見ながら「運動会」をどんどん吸収していきます。1年生にとって60メートルを真っすぐに走りきることは、レーンのラインが引いてあったとしても、なかなか難しいものです。私たち大人も200メートルの直線を幅1メートルのレーン内で走りきる自信がありますか。1ねんせいは見事にやりきりました。

 3年生です。3年生からは100mです。グラウンドの砂置き場前から100mをとると、ゴール後トイレの壁まで7メートル程度しかありません。心配していると、先生方が体育館のエバーマットを用意して壁に立てかけてくれました。これならゴールの先まで全力で駆け抜けても大丈夫でしょう。

 4年生です。先日御殿場市陸上競技場で行われた「御殿場陸上競技選手権」に、4年生も含め須走小から12人の児童がエントリーしました。初めて会う外部の同世代の子供と一緒に走ったり跳んだりする、という経験は大変価値のあることです。世界が広がりますし、自分を客観的にとらえる経験となります。学校外の場での自主的な「チャレンジ」も応援していきたいと思います。

 5年生です。5年生からは自分の種目・演技の他に、運動会の「運営」という役割が加わります。自分の係を交替して急いで入場場所に走っていく、という場面をよく見ました。たいへんだろうなと思いながらも、今この瞬間、自分の器(うつわ)がググっと広がっているのだよ、とも思いました

6年生です。走り終わった5年生に係の仕事を任せ、スタート地点に急ぎ集まった6年生。体ががっしりしてきて、腕の振りに体幹が負けることなく、きれいなフォームで100mを駆け抜けていきました。年をとってきたせいか、子どもたちが「一生懸命に走っている」というただその姿に、胸が熱くなる思いがしました。

3・4年生の「よっちょれソーラン」です。グランド全面を使い、昨年ね経験がある4年生が、初めて取り組む3年生の手本になって練習をしてきました。5・6年生も踊れると聞いて、伝統が生まれ始めているな、と感じました。

5・6年生の団体演技「前へ進め~with you~」です。規律あるきびきびとした動きの中に、真剣なユーモアをまじえて喝さいを浴びました。想像するに、子供たちと担任は、話し合い、練習、できない葛藤、うまくいっている手ごたえ、チャレンジ、達成感など、様々なハードルを乗り越えて様々な感情を味わってこの日を迎えたはずです。大変立派でした。最後は、今年度150周年を迎える須走小の「150」を紅白の布で表現してくれました。

最後は各学年のリレー競技です。陸上競技リレーや駅伝、スキージャンプ団体など、「つなぐ」「信頼」「みんなで」などの要素を持つ競技は日本人の文化に合うのか、人気があります。須走小運動会も最後のリレー競技が大変盛り上がりました。

全ての競技が終了し閉会式です。開会式と同じように並んでいますが、鼻の頭が日に焼けた子供たちは疲れているはずなのに、びしっと並んでいい顔をしています。この数時間でどんどん成長していく「子供」のキラキラとした輝きをたくさん観ることのできた運動会でした。運動会の準備・片付けを支援いただいたPTA役員・ボランティアの方々、日ごろから須走小学校にご協力いただいている地域の方々、ありがとうございました。